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2015年03月27日

好評配信中! ハリルホジッチが優れた監督であるのは間違いない

 ▼Lesson.100 目次

 【1】 〈今週の「オシム問答」〉
    「ハリルホジッチが優れた監督であるのは間違いない」

 【2】 〈オシムとの対話〉
    「どんな義務が彼の前にあるのか、ハッキリと伝えておくべきだ」

 【3】 〈フィリップ・トルシエ、エジプト戦を語る vol.3〉
    「日本サッカーを発展させていくうえで、とても重要なことは……」

 【4】 〈オシムの教え〉
    「選手や監督のインタビューでの軽率な発言が、反発心を喚起する」

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<読者のみなさまへ>

 Jリーグも開幕し、新監督を迎えての国際親善試合も間近に迫ってきました
が、いかがお過ごしでしょうか。オシム夫妻が暮らすサラエボは、雪こそもう
降らなくなったもののまだまだ寒く、春の到来はもう少し先のようです。

 日本代表監督については、オシムも大きな関心を抱いていましたが、自身は
なるべく表に出ないように極力配慮していました。決めるのはあくまでも日本
協会であり、その過程で外から影響を与えるべきではないというのが彼の考え
であったからです。

 実際、状況は複雑でした。霜田正浩・技術委員長が候補者との折衝のために
渡欧し、最初に向かった先がサラエボであったからです。しかもそこで彼は、
不測の出来事のためにオシムと会うことができませんでした。

 ほぼ時を同じくして、ヴァイッド・ハリルホジッチが候補者リストに挙がっ
ているという情報が、某スポーツ紙のA君から私にもたらされました。そこで
ヴァイッドに電話で尋ねると、「その質問には答えられない」という返事で、
これは彼かもしれないぞと、2月10日の時点で思いました。

 ただ、交渉事である以上、情報が外部に漏れるとまとまるものもまとまらな
くなる。などと外部の私たちが心配するのも変な話ですが、そう思ってA君に
は社内の同僚も含め誰にも漏らさないように求め彼も快諾しました。その後も
A君とは情報交換を続けながら彼は何も書かず、結果的に他紙に抜かれる格好
になってしまいました。そこは少し申し訳ないような気もしていますが、何も
漏らさず騒がなかったのは正解だったと今も思っています。

 最終的にヴァイッドに決まるまでには、そう単純ではない色々なことがあっ
たようですが、候補者リストに挙げられた中では、彼が最適任者であったと私
は思っています。そしてオシムが彼をどう評価しどう見ているかは、これから
徐々にここで明かしていきます。

 それでは「今週のオシム問答」ですが、新監督に決まったヴァイッドをオシ
ムが語ります。

 続く「オシムとの対話」は、2月10日に行なわれた電話インタビューです。
何を基準にして、何を目的として代表監督を選ぶべきかを、オシムが具体的に
語っています。

「フィリップ・トルシエ、エジプト戦を語る」の最終回は、就任間もない彼が
日本の印象を語っています。また五輪代表を率いてアジア大会にどう臨むかも、
今から思うととても興味深いです。

 最後に「オシムの教え」ですが、2013年3月10日におこなわれた電話イン
タビューからの抜粋です。チームというものをどう捉えているか、彼の考え方
がよくわかる言葉であるといえるでしょう。

 それでは今回も「オシム問答」をじっくりとお楽しみください。

 なお、100号を記念して、ささやかながらプレゼントを用意させていただき
ました。後ほどご案内があるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたし
ます。

                             (田村修一)

ブログでは、

 【2】 〈オシムとの対話〉     「どんな義務が彼の前にあるのか、ハッキリと伝えておくべきだ」

の一部をご紹介します。

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2015年01月31日

本日配信! 日本の準々決勝敗退。それを分析する作業を繰り返してほしい


<読者のみなさまへ>

 相変わらず寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

 アジアカップは日本代表が想定外の準々決勝で敗れ、釈然としない思いを抱
えておられるのではないかと思います。かくいう私がそうですから。

 残念なのは、4年前とは異なり、オシムが日本の試合を見られなかったこと
です。

 アフリカ・ネーションズカップやテニスの全豪オープン、さらにはボスニア
・ヘルツェゴビナも出場したハンドボールの世界選手権などと重なり、アジア
カップの試合は前回のカタール大会ほどにはヨーロッパで放送されなかったよ
うです。

 オシムの詳しい分析を、ぜひ聞きたいところでしたが……。

 さて、「今週のオシム問答」は、そのアジアカップの敗戦から、日本はどう
立ち上がっていくべきかをオシムが述べています。

 続く「オシムとの対話」も同じです。文中で私がパレンバンとコタキナバル
を間違えたのは、'93年のドーハでのワールドカップ予選の際にトランジット
で寄ったのがコタキナバルで、その印象が強かったからです。パレンバンはそ
う、空の神兵ですね。

 それから新連載の「フィリップ・トルシエ、エジプト戦を語る」は、'98年
に日本代表監督に就任したフィリップ・トルシエが、2カ月を過ごして感じた
日本の印象と初戦となったエジプト戦の分析です。インタビューそのものはナ
ンバー誌に掲載されましたが、その奇抜な言動とはことなり、トルシエがとて
も論理的な人間であることが、ここからよくわかります。ちなみに私にとって
は、彼との2度目のロングインタビューでした(最初は来日直後)。

 さらに「アーセン・ベンゲル、'95年のヨーロッパサッカーを語る」の第2
回は、ベンゲルが黒人選手の可能性やヨーロッパの育成事情、東ヨーロッパの
現状についてなどを分析します。その後のヨーロッパがどうなっていったかを
考えるととても興味深いです。

 最後の「オシムの教え」は、前回に引き続き'11年1月9日と12日におこな
った電話インタビューからの抜粋です。4年前も今も、問題はあまり変わって
いないことが、オシムの言葉からよくわかります。

 それでは今回も、「オシム問答」をじっくりとお楽しみください。


                             (田村修一)

ブログでは、
 【3】 〈フィリップ・トルシエ、エジプト戦を語る 第1回〉
    「右サイドの選手はモダンフットボールの変革に応えてほしい」

の一部をご紹介します。

 ▼Lesson.97 目次

 【1】 〈今週の「オシム問答」〉
    「日本の準々決勝敗退。それを分析する作業を繰り返してほしい」

 【2】 〈オシムとの対話〉
    「PK失敗が本田と香川のトラウマにならないことを祈りたい」

 【3】 〈フィリップ・トルシエ、エジプト戦を語る 第1回〉
    「右サイドの選手はモダンフットボールの変革に応えてほしい」

 【4】 〈アーセン・ベンゲル、'95年のヨーロッパサッカーを語る 第2回〉
    「将来性という意味では、イタリアよりもスペインだ」

 【5】 〈オシムの教え〉
    「より走り、より強固な方が、サッカーでも重要な要因となり得る」


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